鉛筆デッサン 道具編
一時期鉛筆デッサンをしていた
https://x.com/emukee/status/1667789694397218820
必要な道具を揃えることから始めたが楽しかった
経験上、なんとなくで選ばないほうがいいものが多い
基本的には安価で済む=高品質な道具を揃えやすい
イーゼルだけ話が変わってくるが、代用で済ませた
鉛筆
鉛筆はハイユニ(三菱鉛筆) or ステッドラーと相場が決まっている
mk.iconはハイユニ
ハイユニとユニ(スタンダード品質、ちょっと安い)がある
店によってはハイユニとユニの売り場を分けておらず、ステッドラーしか取り扱ってないように見える
その場合は学習用品売り場に両方ある可能性が高い
地元のハンズがそうだった
ステッドラーは正確には社名だが、「ステッドラー」と言っている光景は鉛筆の話と察せられる
製品名は「マルス ルモグラフ」
製品バリエーション(マルス ルモグラフ ブラックなど)を指したい場合に製品名で呼ばれる
ステッドラーのほうが比較的シャープな描き心地とよく言われる
成分に差があるため
私の場合、ステッドラーの乾いた感じが描きやすくて、国産の製図用は樹脂成分過剰でヌルヌルして描きにくいのです。
100均の鉛筆はおすすめしない
品質よりも、突然商品がこの世から消滅するリスクが大きい
うっかり描き味が気に入っていた場合どうしようもなくなる
鉛筆は1本単位で買う
おしゃれなセット品は、出番の少ない硬度も含まれているので意外とよくない
鉛筆の硬度はとても幅広いが、最初から使いこなせるわけがない
【硬】10H~H、F、HB、B~10B【柔】
HBは「基準値」の認識で問題ない
なので、HBを基準に、少しずつH系・B系の扱いの幅を増やす
HB、B、2B… ではなく、HB、2B、4B… と1つ飛ばしもあり
硬度の差がわかりやすい
FはHとHBの間
「しっかりした」HB、という感じ
描いてもよくわからないかもしれないので、興味が湧いたら
初期は2H、HB、2Bの3本あれば問題ない
前述のように差もわかりやすく、使い分けには十分
デッサンが楽しくてはまれたなら、幅広い表現のために増やしていく
カッターナイフ
細長く鉛筆を削るため
普通の工作用のカッターで問題ない
鉛筆の削りかすは、チラシやコピー用紙で「みかんの皮入れ」を折るとどこでも対応可能
鉛筆削り
新しく鉛筆をおろすとき、鉛筆削りで削ってからカッターで整えることで時短できる
かっこいい鉛筆削りは、所持して使うだけで楽しいのもポイント
練りゴム
用途は消しゴムのそれだが、普通の消しゴムのようにこすらないし、「消す」とちょっと違う
上から押さえると、「鉛筆の粉」が少し取れるので、それで調整する
スケッチブックの紙の表面はでこぼこしているが、B系の鉛筆の芯は、そのでこぼこで削られるくらいに柔らかい
その削られた粉が付着しているのが、B系で引かれた線なので、大半を練りゴムで取り除きやすい
なので、最初は柔らかいB系の鉛筆で描き始め、練りゴムも使いながら調整するのが定石となっている
硬いH系の鉛筆は、B系と異なり練りゴムによる調整が困難なので、中盤~終盤に使われる
芯が硬いので、紙のでこぼこをつぶしながら、こすりつけて描かれることになる
はかり棒
空中であたりをとる棒
モチーフの直線、角度、位置関係どおりに(描いてる場所から、空中で)あてがって、その角度を保ったまま紙にスライドさせることでずれを見つける
自転車のスポークがよく使われる
自転車の車輪に放射状についている金属の棒のこと
わかってる画材店は単品で売っている
1本80円くらい
ちょっと長いと思うかもしれないが、自転車を支えてびくともしないくらい頑丈なわけで、針金のように切って短くすることはまず無理なので長いまま使おう
たまたま家にあったペンチなんかではとうてい切れない
編み物の編み棒でもよいらしいが、都合よく100均になかった
スケッチブック
本のように立てかけて売られているものは避ける
薄くて柔らかく、そうそう売れないので、ほぼ確実に癖がついて曲がってしまっているため
平積みのものを買おう
地元のロフトがそうだった
モチーフ
ハンズの材料コーナー
木の立方体
木の円錐
金属の球
100均の食器
白黒のカラーバリエーションもあったりする
カトラリー系(スプーンなど)
発泡スチロールの立体はおすすめしない
ふちの欠け、表面のつぶつぶ感などを相応に描き上げて、完成品が発泡スチロールに見えなければいけない
木の立方体を、木目を適度に省略しつつ木製に見えるように描くほうが圧倒的に取り組みやすい
ライト
モチーフをしっかりした単光源で照らすために必要
家電量販店で買う
卓上 or クリップ型を、モチーフの置き場所の計画に合わせて選ぶ
クリップ型だとコンセント不要で電池で使えるものがあるが、あれはクローゼットの中に設置してちょっと照らす程度の用途を想定しており、鉛筆デッサン=1時間越えコースではあっさり電池がなくなる
日に日に暗くなっていくのがわかる
ACアダプタも別売り
最初からコンセント付きのものを買おう
100均の卓上ライト(アームが動いて300円くらい)は、光源のLEDが3つもついていて、落ちる影が3重になったので不可
布
重要だと思うが他のサイトで大して説明されない
白い布があれば、どんな場所でもモチーフを置くのに適した場所にできる
背景から余計なものを排除できる
本棚の置き場部分をモチーフ置き場にするなら、本に布をかぶせたり
ライトを当てて地面に落ちる影が歪んでいなければ問題ない
この「ただの白い布」の入手が案外しずらい
100均の布は柄物ばかりだったり、切って使う大きなガーゼは薄すぎたりする
手芸用品店(カナリヤとか)で買う
ワゴンに大量の布が入って売られており、色とりどりの無地の布もあった
イーゼル
「ダイソーの読書台+100均のクリップボード+カッターマット」
平ゴムを一緒に購入して、読書台の置く部分に巻くことで滑り止めにした
その他
擦筆
「さっぴつ」と言う
こするために使う、ペン状の紙製の道具
描いたものをこすると相応の効果が出るが、人間の指でやると汗や皮脂で汚れたり、関係ないところもうっかり汚れてしまったりするのでこれを使う
どちらかといえば木炭デッサン向けの道具
鉛筆ほど細かく描けないので、擦筆も駆使される
鉛筆デッサンにおいては「使う派もいる」くらいのとらえ方でよい
こすって濃淡をつけるより、鉛筆の使い分けで濃淡を表現できるようにするのが先
定規
既製品の直線を定規で描くかが話題になることがある
デッサンが上手な人は定規を使っても使わなくても上手だし、その逆もそう、というだけではある
イーゼルに対して定規をあてるほうが面倒そう
なので机上あるいは膝の上で描く人向けの話題か
美大受験は規則として便利アイテムが使用できないので、そういう方面ではこれらを使わないほうがいい